早朝より地域でお祀りされている庚申さまの祭典を御奉仕申し上げました。
当社の氏子地域は4つの地区に分けられており、庚申さまがそれぞれの地域で祀られてきました。
江戸時代に疫病が流行したときに疫病除けとして祀られたと言われております。
緊急事態宣言下ではありますが、先人達に想いを致して祭典準備に御尽力頂いた地域の皆様に感服致しました。
深谷市武蔵野の地域での葬儀の慣わしとして、喪主家に2週間、近隣の方がご挨拶に伺うという風習がございます。
昔は医療が発達していなかった為、死因がわかりませんでした。
残された喪主の家族が、亡くなられた方と同じ症状が発症したら、感染症で亡くなられたかもしれないと距離を取り、地域に感染症が蔓延しない様に対処してきました。
コロナ禍の今日では、罹患者や医療従事者を差別する事が多々あると聞いておりますが、先人達の対処は決して差別をする為ではありません。
今一度、我々のご先祖さまがどの様にして疫病と向かい合い、対処してきたのかを理解し、物理的な距離を取りつつも心はお互いに寄り添った言動を心掛けて行きたいものです。
本日も午後3時まで社務所に常駐しております。
御参拝の方はお気を付けてお越し下さい。
Komentarze