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神足社髙
御創建の年代は不詳ではありますが、室町時代末期 鉢形城城主 北条 氏邦 により領内の鬼門鎮護として厚く崇拝されていたと伝わります。氏邦は毎年九月二十八日を恒例日と定め、家臣を率いて参拝し幣帛及び神饌を奉り祭礼を執行したといわれています。その際、神饌を奉るのに使われた御膳が、足高の膳であったことに由来し当神社を足髙神社と呼ぶようになったとも伝えています。
かつて御祭神については伝えがなく、長らく祭神不詳となっておりました。ところが大正年間、古い版木に刻まれた神代文字を解読したところ「おほものぬしのかみ」(大物主神)と読めることが判明し、大正十年に正式に届けられ認められました。
その他、病気平癒・星祭・荒神・鎮火天手長男神社・塞神・養蚕守護・軍人健康などの祈祷札の版木が残存していることから、広く諸祈祷を行ない、信仰を集めていたことを窺い知ることができます。
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